６．腎臓分野 ４）IgG4関連腎臓病の画像診断

　IgG4関連腎臓病では，他の間質性腎炎とは異なり特徴的な造影CT（computed tomography）所見を呈することが多い。腎機能が正常であれば，造影CTにて評価することにより小さな病変でも見落としを防ぐことが可能である。腎機能の低下等で造影CTが施行できない場合，MRI（magnetic resonance imaging），67Ga全身シンチグラフィやFDG-PET（18F-fluorodeoxy glucose-positron emission tomography）検査を補助的に使用することが診断に有用である。