連載 クリニカル・パスと薬剤師(49)
計画と実践のノウ・ハウ
総合病院でのがん化学療法における薬剤師の役割
髙橋亮治
1
1社会医療法人若弘会若草第一病院薬剤部・薬剤課長
pp.2433-2438
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201310145
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
標準的ながん薬物療法を安全かつ適正に行うために,レジメン管理はどの施設でも行われるようになっている。しかし,がん治療の専門病院でない急性期の総合病院では,がん化学療法に精通したスタッフが少ないため,がん薬物療法に不慣れな看護師でも安全かつ円滑に施行できるよう,レジメン別にクリニカルパス(以下,パス)を作成し,活用している。
今回,がん薬物療法認定薬剤師が中心となって他職種への教育や,化学療法委員会にて承認されたレジメンのパス作成と,トラブルを契機としたパスの改訂を行ったので,その活動内容について報告する。