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第25回製薬協政策セミナー 「創薬立国」で日本を再興 さらなる産官学連携が必須
pp.2314-2321
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.20837/1201310026
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日本製薬工業協会(製薬協)は9月13日,都内で第25回製薬協政策セミナー「医薬品産業の今後の展望」を開催した。日本は新薬創出の領域で,世界の第3位,アジアでは唯一の創出国であるが,研究開発の環境面では,国際競争力に優れているとは必ずしも言えない。国は本年6月,日本経済の再生プランである「日本再興戦略―JAPAN is BACK―」や「医薬品産業ビジョン2013」を策定し,これからの成長分野として医薬品産業を明確に位置づけたが,それらの施策の実効性を高めるためには,オールジャパンな産官学の連携が,これまで以上に必須となる。国民福祉の向上とともに,経済成長の担い手としても,医薬品産業への期待は大きいと言える。セミナーでは,行政,アカデミア, 創薬の公的支援機関,企業というそれぞれの立場から演者が登壇し,これからの日本の創薬の枠組みについて,活発な討議がなされた。