特集 尿毒症と骨
3.透析患者の骨量と骨形態
住田 圭一
1
1Division of Nephrology, Department of Medicine, University of Tennessee Health Science Center
キーワード:
骨量
,
骨形態
,
二重X 線吸収測定法
,
高解像度末梢骨用定量的CT
,
海綿骨スコア
Keyword:
骨量
,
骨形態
,
二重X 線吸収測定法
,
高解像度末梢骨用定量的CT
,
海綿骨スコア
pp.21-27
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.19020/KB.0000000174
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透析患者の骨量評価には,二重X 線吸収測定法(dual energy X-ray absorptiometry;DXA)を用いた骨密度測定が一般的であるが,透析患者で問題となる骨質の評価は困難である.近年,高解像度末梢骨用定量的CT(high resolution peripheralquantitative CT;HR-pQCT)や海綿骨スコア(trabecular bone score;TBS)の普及によって,非侵襲的な骨微細構造の評価が可能となり,その有用性が実証されつつある.これらの骨質評価ツールの臨床応用とともに,透析患者の骨形態解析や骨折リスク評価においても新たなエビデンスが創成され,透析患者の予後改善につながることを期待したい.
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