特集 尿毒症と骨
2.透析患者の骨折
本田 清昌
1
,
中島 歩
1
,
正木 崇生
1
1広島大学病院腎臓内科
キーワード:
DOPPS
,
CKD-MBD 診療ガイドライン
,
PTH
,
サルコペニア・フレイル
,
腎臓リハビリテーション
Keyword:
DOPPS
,
CKD-MBD 診療ガイドライン
,
PTH
,
サルコペニア・フレイル
,
腎臓リハビリテーション
pp.15-19
発行日 2019年1月1日
Published Date 2019/1/1
DOI https://doi.org/10.19020/KB.0000000173
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Dialysis Outcomes and Practice Patterns Study(DOPPS)などの研究によって,わが国における透析患者の骨折発生率は世界中でもっとも低いことが示されている.その要因として,「CKD-MBD 診療ガイドライン」に基づいた骨・ミネラル代謝異常に対する管理,なかでも世界各国よりも低く設定した血清PTH 値の管理目標値が寄与している可能性がある.また,近年CKD に対する腎臓リハビリテーションも重要視されており,筋力低下予防を含めた総合的治療によって透析患者の骨折発生率を低下させることが期待できる.
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