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特集 骨粗鬆症リエゾンサービス
骨粗鬆症リエゾンサービスによる一次骨折予防
Primary fracture prevention through the osteoporosis liaison service
中藤 真一
1
Shinichi NAKATOH
1
1あさひ総合病院,整形外科
キーワード:
Osteoporosis
,
Liaison service
,
Primary fracture prevention
Keyword:
Osteoporosis
,
Liaison service
,
Primary fracture prevention
pp.1571-1578
発行日 2019年12月1日
Published Date 2019/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000001116
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要旨:日本の骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)は欧米で展開されているfracture liaison service(FLS)に加えて,骨折の一次予防も盛り込まれている。FLSでは二次骨折予防を有効に行う方法として5IQがある。OLSの一次骨折予防も5IQに沿って考える必要がある。Identifyでは対象者が未だ骨折を起こしたことがないため,骨の健康に接する機会を増やすことが必要である。Investigateでは対象者が多いため,identifyと連携して骨折リスクの高い人を効率的に評価することが重要である。Informでは,検査結果から骨折リスクを正確に理解してもらうことで,治療アドヒアランスを向上させる必要がある。Interveneでは治療介入だけでなく予防介入も必要である。これらの情報はintegrateされOLS活動に反映していくことが求められる。この流れに従いOLSマネージャーが専門性を生かし質の高い骨粗鬆症診療を提供することが必要である。
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