Japanese
English
特集 二次骨折予防に向けた治療管理
二次骨折予防を念頭においた大腿骨頚部骨折の急性期治療
Acute Medical Care of Femoral Neck Fracture Considering Prevention of Secondary Fractures
上原 悠輔
1
,
宮本 健史
1
Yusuke UEHARA
1
,
Takeshi MIYAMOTO
1
1熊本大学整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Faculty of Life Sciences, Kumamoto University
キーワード:
二次骨折予防
,
prevention of secondary fractures
,
大腿骨頚部骨折
,
femoral neck fracture
,
骨折リエゾンサービス
,
Fracture Liaison Service
,
FLS
,
K-STOP
Keyword:
二次骨折予防
,
prevention of secondary fractures
,
大腿骨頚部骨折
,
femoral neck fracture
,
骨折リエゾンサービス
,
Fracture Liaison Service
,
FLS
,
K-STOP
pp.251-256
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408202577
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近年増加する大腿骨近位部骨折治療において,初期治療にあたる急性期病院では二次骨折予防を念頭において診療にあたることが求められている.本邦において多職種連携を基盤とした骨折リエゾンサービス(FLS)の活用による二次骨折予防の取り組みが行われるようになっており,その有用性が示されている.大腿骨頚部骨折に対する手術の際に必要なことは強固な固定と適切なステム選択で,受傷後早期に手術を行うことである.また,われわれは数年前から多施設共同研究(K-STOP)の中で大腿骨近位部骨折のリスクファクターを継続して調査しているが,この詳細な解説により二次骨折予防の一助となることを期待している.
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