Japanese
English
特集 骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)
6 診療所・クリニックからみたOLS—地域医療連携と二次骨折継続予防の現状と課題
Osteoporosis Liaison Service at Local Orthopaedic Clinic in Japan
寺本 隆
1
,
松田 徹也
1
,
草野 大樹
2
,
小林 和克
2
,
佐藤 公治
2
Takashi Teramoto
1
,
Tetsuya Matsuda
1
,
Taiki Kusano
2
,
Kazuyoshi Kobayashi
2
,
Koji Sato
2
1寺本整形外科・内科LiaisonClinic
2日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院
キーワード:
骨粗鬆症
,
骨粗鬆症リエゾンサービス
,
OLS
,
二次骨折予防
,
地域医療連携
Keyword:
骨粗鬆症
,
骨粗鬆症リエゾンサービス
,
OLS
,
二次骨折予防
,
地域医療連携
pp.182-189
発行日 2024年3月18日
Published Date 2024/3/18
- 販売していません
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要旨 急速な高齢化に伴い,骨粗鬆症に伴う転倒・骨折が深刻な問題となってきており,脆弱性骨折の防止を目的に骨粗鬆症リエゾンサービス(OLS)が日本骨粗鬆症学会を中心として行われている.当院は八事整形医療連携会とともに,これまで20年以上にわたり診療所としてさまざまな転倒,骨折,骨粗鬆症予防の地域医療連携活動や活動の支援を行ってきた.
施設単独で地域でのOLS活動を継続していくことは大変な労力で,特に予防活動に関しては診療所のOLSの難しさを実感している.
診療所としてのOLSは,骨粗鬆症治療を中心にスタッフに無理のないレベルで施設独自の予防活動を行いながら,多施設連携での地域医療連携活動に積極的に参加協力し,地域で医療を守る一員として継続していくのが望ましいと考えられた.

Copyright © 2024, The Japanese Association of Rehabilitation Medicine. All rights reserved.