サイトメガロウイルス腸炎とClostridium difficile感染症
サイトメガロウイルス腸炎の治療
久能 宣昭
1
,
蔵原 晃一
,
八坂 弘樹
,
大城 由美
,
長末 智寛
,
原田 英
,
亀田 昌司
,
田中 貴英
,
渕上 忠彦
1松山赤十字病院 胃腸センター
キーワード:
炎症性腸疾患
,
サイトメガロウイルス感染症
,
腸炎
,
Foscarnet
,
Ganciclovir
,
Valganciclovir
Keyword:
Cytomegalovirus Infections
,
Enterocolitis
,
Inflammatory Bowel Diseases
,
Ganciclovir
,
Foscarnet
,
Valganciclovir
pp.527-531
発行日 2015年11月20日
Published Date 2015/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2016057107
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サイトメガロウイルス(cytomegalovirus;CMV)腸炎は易感染性宿主の日和見感染として知られているが,基礎疾患のない健常者に発症した報告も散見される.治療にはガンシクロビル,バルガンシクロビル,ホスカルネット,抗CMV高力価γ-グロブリンが使用されるが,健常者に発症した場合は自然軽快により治療が不要なこともある.CMV腸炎による出血や穿孔などにより重篤な転機をたどることもあるため,とくに基礎疾患を有する高齢者などでは慎重な対応が必要である.
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