腸管悪性リンパ腫
病理 生検による腸管の悪性リンパ腫の病理診断 診断の陥穽も含めて
田中 健大
1
,
柳井 広之
,
吉野 正
1岡山大学病院 病理診断科
キーワード:
NK細胞
,
鑑別診断
,
生検
,
腸腫瘍
,
リンパ腫
,
リンパ腫-びまん性大細胞型B細胞性
,
リンパ腫-辺縁帯B細胞性
Keyword:
Biopsy
,
Diagnosis, Differential
,
Killer Cells, Natural
,
Intestinal Neoplasms
,
Lymphoma
,
Lymphoma, Large B-Cell, Diffuse
,
Lymphoma, B-Cell, Marginal Zone
pp.230-237
発行日 2015年5月20日
Published Date 2015/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2015241475
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腸管はリンパ装置がよく発達した臓器であるためか,リンパ腫は比較的遭遇する頻度の高い疾患である.その大部分がB細胞性リンパ腫であるが空腸・回腸においてはT細胞性リンパ腫も比較的高頻度にみられる.リンパ腫の生検診断には疾患特異的なマーカーが手掛かりになることもあるが,マーカーが存在しない疾患では診断が困難なケースもあり,分子生物学的検索を含めた総合的な検索が必要となる.
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