変わりゆくリンパ腫の診断と治療-一般外来での初発症状から最新治療まで
リンパ腫の病理分類
百瀬 修二
1
,
田丸 淳一
1埼玉医科大学総合医療センター 病理部
キーワード:
Hodgkin病
,
Neprilysin
,
腫瘍マーカー
,
免疫組織化学
,
リンパ腫
,
リンパ腫-びまん性大細胞型B細胞性
,
CD20抗原
,
CD5抗原
,
リンパ腫-辺縁帯B細胞性
,
リンパ腫-節外性NK-T細胞性
,
WHO分類
Keyword:
Hodgkin Disease
,
Immunohistochemistry
,
Lymphoma
,
Neprilysin
,
Biomarkers, Tumor
,
Lymphoma, Large B-Cell, Diffuse
,
Antigens, CD20
,
Antigens, CD5
,
Lymphoma, B-Cell, Marginal Zone
,
Lymphoma, Extranodal NK-T-Cell
pp.1279-1284
発行日 2016年6月1日
Published Date 2016/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016244767
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現在のリンパ腫の病理診断は,WHO分類第4版に則って行われる.その内容は病理組織標本のヘマトキシリン・エオジン(HE)染色を基本として,染色体や遺伝子異常,FACSや免疫染色による種々のマーカーの発現,さらにはウイルス感染の有無や臨床症状などの統合的理解のうえに成り立っている.WHO分類第4版では55の疾患単位が存在し,さらにそのなかには亜型も存在する.実際の病理診断の大まかな流れを,現行のリンパ腫分類の問題点とともに述べたい.
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