安全かつ効率的な大腸ESDを目指して
大腸ESDの研修・トレーニングシステム 当院における研修・トレーニングシステム
大圃 研
1
,
木庭 郁朗
,
大野 亜希子
,
伊藤 高章
,
辻 陽介
,
千葉 秀幸
,
大谷 友彦
,
松橋 信行
1NTT東日本関東病院 消化器内科
キーワード:
胃腫瘍
,
食道腫瘍
,
大腸腫瘍
,
消化器系内視鏡法
,
カンファレンス
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
,
イメージトレーニング
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Esophageal Neoplasms
,
Stomach Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Endoscopy, Digestive System
pp.65-72
発行日 2013年1月20日
Published Date 2013/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/J05332.2013133274
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内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)の進歩は目覚ましく,2012年4月から大腸ESDも保険収載された.大腸ESDの研修には十分な知識と診断能力,大腸内視鏡処置一般における技術力が基本になる.上級医の手技を見学・観察して視野作りや手順を学び,介助をしつつデバイスの扱いを把握し,治療のイメージトレーニングをしていく.カンファレンスで適応やstrategyなどを十分練ってから実際の治療を行い,自身の手技動画を見直す.偶発症増多を回避するために,上級医がbackupし,安全・効果的な研修をすべきである.
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