LECS(laparoscopy and endoscopy cooperative surgery)の新たな展開
胃局所切除の概念・分類・適応疾患
愛甲 丞
1
,
瀬戸 泰之
1東京大学 大学院消化管外科
キーワード:
胃鏡法
,
胃腫瘍
,
胃切除
,
腹腔鏡法
,
Gastrointestinal Stromal Tumor
Keyword:
Gastrectomy
,
Gastroscopy
,
Laparoscopy
,
Stomach Neoplasms
,
Gastrointestinal Stromal Tumors
pp.1483-1488
発行日 2015年10月20日
Published Date 2015/10/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2016039873
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これまで胃粘膜下腫瘍に対する胃局所切除術として,腹腔鏡下に楔状切除が行われることが多かったが,LECS(laparoscopy and endoscopy cooperative surgery)の報告以降,腹腔鏡・内視鏡を併用した新しい胃局所切除法として,NEWS,CLEAN-NETなどが開発・報告されている.おもな適応はGISTなどの胃粘膜下腫瘍であるが,早期胃癌の適応へ向けた手技開発も期待されている.胃局所切除は腫瘍の性状に合わせた非定形的な手術となるため,それぞれの術式の長所短所を十分に理解し,症例ごとに適切な術式を選択することが重要であり,実践のためには内科・外科の協働が必要不可欠である.
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