急性胆道炎-TG13:Updated Tokyo Guidelinesに基づいた診療の現況
治療の基本方針 急性胆嚢炎
藤田 直孝
1
1みやぎ健診プラザ
キーワード:
ステント
,
胆嚢切除
,
アルゴリズム
,
診療ガイドライン
,
胆道ドレナージ
,
胆嚢炎-急性
,
患者重症度
,
経皮経肝胆嚢ドレナージ
,
内視鏡的胆嚢ドレナージ
Keyword:
Algorithms
,
Cholecystectomy
,
Stents
,
Practice Guidelines as Topic
,
Cholecystitis, Acute
,
Patient Acuity
pp.1303-1307
発行日 2015年8月20日
Published Date 2015/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015341249
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急性胆嚢炎は日常診療のなかでもっとも頻繁に遭遇する胆道疾患の一つである.2005年,急性胆管炎・急性胆嚢炎の診療ガイドラインが発刊された.2013年に第2版が発刊され,この改訂第2版に則り,急性胆嚢炎の治療に関して基本方針を解説した.急性胆嚢炎治療の基本は早期の胆嚢摘出術である.急性胆嚢炎と診断されたら重症度判定を行い,重症度に応じて治療を進めていく.初期治療に反応せずかつ早期の胆嚢摘出術施行が困難な場合,中等症,重症例では,胆嚢ドレナージ術を施行する.胆嚢ドレナージは炎症の鎮静,全身状態の改善に有効で,超音波ガイド下経皮経肝的胆嚢ドレナージが標準術式である.炎症消退後は待機的に胆嚢摘出術を行う.
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