超高齢者の消化器疾患-その特徴と治療上の注意
高齢者ならびに超高齢者の定義と日本における人口構成の変遷
横山 由香里
1
1日本福祉大学 社会福祉学部
キーワード:
死因
,
腫瘍
,
平均余命
,
老年学
,
高齢者
,
80歳以上高齢者
,
高齢化社会
Keyword:
Aged
,
Aged, 80 and over
,
Cause of Death
,
Geriatrics
,
Life Expectancy
,
Neoplasms
pp.407-412
発行日 2015年3月20日
Published Date 2015/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2015186580
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総務省の「人口推計」では,65歳以上を高齢者と定義している.平成26年9月15日現在,日本の65歳以上人口は3,296万人であり,総人口に占める割合は25.9%となった.高齢化が進むなか,65歳以上を一律に高齢者とみなすことには限界も生じている.社会制度上,65歳から74歳までを「前期高齢者」,75歳以上を「後期高齢者」とする分類などもなされているが,近年ではWHOや老年医学分野の年齢区分を参照し,85歳以上を「超高齢者」とする分類も試みられている.今後も高齢者人口が高い割合で推移することを鑑みると,高齢者ならびに超高齢者を対象としたエビデンスの蓄積は重要な課題といえる.
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