Barrett食道の診断と治療up-to-date
Barrett食道の治療方針 Barrett食道に対する薬物療法
原田 智
1
,
竹内 利寿
,
太田 和寛
,
江戸川 祥子
,
小嶋 融一
,
樋口 和秀
1大阪医科大学 第二内科
キーワード：
Barrett食道
,
胃食道逆流
,
食道腫瘍
,
腺癌
,
非ステロイド系抗炎症剤
,
Proton Pump Inhibitors
,
Cyclooxygenase 2
,
内視鏡的粘膜下層剥離術
Keyword:
Endoscopic Mucosal Resection
,
Anti-Inflammatory Agents, Non-Steroidal
,
Adenocarcinoma
,
Barrett Esophagus
,
Esophageal Neoplasms
,
Gastroesophageal Reflux
,
Cyclooxygenase 2
,
Proton Pump Inhibitors
pp.713-720
発行日 2014年5月20日
Published Date 2014/5/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2014229246
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Barrett食道は食道腺癌の危険因子の一つとして知られており,食生活の欧米化やHelicobacter pyloriの感染率の低下に伴って本邦でも増加傾向にある.Barrett食道の予防としてアスピリンなどのNSAIDsやCOX-2の関与が注目されており,欧米においては,食道腺癌が食道癌の過半数を占めるようになっていることから,Barrett食道および食道腺癌の予防に関する臨床試験も多く行われており,NSAIDsやPPIによる予防効果が示されている.今後,本邦でもBarrett食道の増加に伴い,食道腺癌の増加が予想され,本邦独自のBarrett食道およびBarrett腺癌の予防に関する検討が必要と思われる.
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