NASH-病態と治療
NASHの成因と病態 NASHの動物モデル 有用性と問題点
汐田 剛史
1
1鳥取大学 大学院医学系研究科遺伝子医療学部門
キーワード:
インスリン抵抗性
,
肝臓腫瘍
,
疾患モデル(動物)
,
腫瘍過程
,
トランスジェニックマウス
,
高脂肪食
,
肝疾患-非アルコール性脂肪性
Keyword:
Disease Models, Animal
,
Insulin Resistance
,
Mice, Transgenic
,
Liver Neoplasms
,
Neoplastic Processes
,
Diet, High-Fat
,
Non-alcoholic Fatty Liver Disease
pp.459-466
発行日 2013年3月20日
Published Date 2013/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013182442
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疾患の動物モデルの解析は,ヒトの疾患の診断・治療に資するところは大きい.特定の疾患の動物モデルは,動物モデルの発症機序・表現型と,ヒト疾患の病態・病因との相似性,近似性の視点から論じるのが適切であると思われる.本稿では,まず肝臓での脂肪酸蓄積について概説した.さらに,NAFLDマウスモデル14種類の特徴,有用性,問題点を概説した.これらのモデルは,完全にはNASHの病態を反映しないが,それぞれの目的でモデルを選択することで有用なデータが得られると期待される.
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