消化器神経内分泌腫瘍
膵・消化管神経内分泌腫瘍に対するソマトスタチンアナログ治療
島津 章
1
1国立病院機構京都医療センター 臨床研究センター
キーワード:
Octreotide
,
消化器腫瘍
,
生存率
,
神経内分泌腫瘍
,
無病生存
Keyword:
Digestive System Neoplasms
,
Survival Rate
,
Octreotide
,
Neuroendocrine Tumors
,
Disease-Free Survival
pp.107-112
発行日 2012年12月20日
Published Date 2012/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013116827
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神経内分泌腫瘍(NET)治療の第一選択は外科的切除であるが,転移例や切除不能例においてはソマトスタチンアナログなどの薬物治療が行われる.ソマトスタチンアナログは,ソマトスタチン受容体サブタイプを介して,過剰なホルモン分泌を抑制し臨床症状を緩和させるのみならず,NETの病状進行までの期間を延長させ,腫瘍に対する安定化作用をもつことが明らかにされた.このため,ソマトスタチンアナログは,機能性とともに非機能性のNETの治療に用いられる.
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