消化器神経内分泌腫瘍
ソマトスタチン受容体シンチグラフィー
泉山 肇
1
1東京医科歯科大学医学部附属病院 糖尿病・内分泌・代謝内科
キーワード:
Octreotide
,
放射性核種イメージング
,
Somatostatin Receptors
,
神経内分泌腫瘍
,
Everolimus
,
SDZ-215-811
Keyword:
Everolimus
,
Radionuclide Imaging
,
Octreotide
,
Receptors, Somatostatin
,
Neuroendocrine Tumors
,
SDZ 215-811
pp.95-100
発行日 2012年12月20日
Published Date 2012/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013116825
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ソマトスタチンのホルモン分泌抑制作用を臨床応用し,オクトレオチドが開発された.また,神経内分泌腫瘍(NET)にソマトスタチン受容体を認めることからオクトレオチドに[111In]-DTPAを結合した[111In]-ペンテトレオチドが開発され,ソマトスタチン受容体シンチグラフィー(SRS)の標識リガンドとしてNETの局在診断に用いられるようになった.SRSは他の画像検査に比べ腫瘍の検出率が高く,病期分類に有用で治療方針に影響する.また,SRSによりソマトスタチンアナログが治療薬として有用かどうか判定可能のことも多く,NET患者では可能なかぎりSRSの施行が望まれる.
Copyright © 2012, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.