消化器神経内分泌腫瘍
非機能性膵神経内分泌腫瘍
鈴木 修司
1
,
羽鳥 隆
,
君島 映
,
大島 奈々
,
白鳥 敬子
,
山本 雅一
1東京女子医科大学 消化器外科
キーワード:
肝臓移植
,
膵切除
,
膵臓腫瘍
,
X線CT
,
放射性核種イメージング
,
リンパ節郭清
,
神経内分泌腫瘍
,
超音波内視鏡検査
,
肝動脈塞栓術
,
拡散MRI
,
ラジオ波焼灼術
,
WHO分類
Keyword:
Lymph Node Excision
,
Pancreatectomy
,
Pancreatic Neoplasms
,
Radionuclide Imaging
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Liver Transplantation
,
Neuroendocrine Tumors
,
Endosonography
,
Diffusion Magnetic Resonance Imaging
pp.75-79
発行日 2012年12月20日
Published Date 2012/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01937.2013116822
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膵神経内分泌腫瘍(P-NET)は神経内分泌細胞に由来する腫瘍の総称で,膵腫瘍全体の1~2%とまれな腫瘍で,ホルモン過剰症状の有無により非機能性と機能性に分類される.非機能性腫瘍の頻度はP-NET全体の47.7%である.非機能性腫瘍の診断は無症状であることが多いことから,画像診断が中心となり,CT検査,MRI検査,超音波検査,超音波内視鏡検査などにより診断されるが,さらに超音波内視鏡下穿刺吸引法(EUS-FNA)による細胞学的,組織学的診断では確定診断も可能である.治療は効果的な薬物療法がないため,散発的な非機能性膵腫瘍はすべて外科的切除であり,転移性病変がある場合でも減量手術を行う場合も多く,非手術的方法や薬物療法と合わせて集学的治療を行う.
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