国際基準から学ぶ透析医療の質・安全
透析業務における品質管理の国際基準
関根 広介
1
,
小原 まみ子
1亀田総合病院 医療技術部ME室品質管理課
キーワード:
医療機能評価
,
血液透析
,
医療事故防止
,
認定(組織・機関)
,
保健医療水準保証
,
マニュアル
,
ヒヤリハット事例
Keyword:
Accreditation
,
Near Miss, Healthcare
,
Renal Dialysis
,
Manuals as Topic
,
Quality Assurance, Health Care
,
Clinical Audit
pp.1173-1179
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017024703
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透析調査報告「わが国の慢性透析療法の現況」によれば,2014年末における日本の透析患者は32万人を超える.それに対して透析現場では少ない人員で透析を施行している現状があり,多様な職種が協働し安全な透析医療を提供するためには,業務の品質管理について統一した手順を確立することが重要である.ISOやJCIといった国際基準は,認証されると第三者に公開することが原則となるため,認証獲得へのプロセスにおいて自施設の基準や規則の検証と確立が行われ,安全と信頼を向上させるツールとなりうる.
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