特集 医療安全とともに学ぶ「小児の鎮静」
鎮静と医療安全 日本の医療安全制度と病院認証制度の発展
小松 康宏
1
1群馬大学 大学院医学系研究科医療の質・安全学講座
キーワード:
医療過誤
,
臨床監査
,
麻酔
,
医療事故防止
,
医療ミス
,
精神鎮静法
,
認定(組織・機関)
,
品質改善
Keyword:
Medical Errors
,
Malpractice
,
Accreditation
,
Anesthesia
,
Clinical Audit
,
Quality Improvement
pp.1683-1688
発行日 2020年12月1日
Published Date 2020/12/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00642.2021054035
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●国際的な医療安全運動は、1999年米国医学院による「人は誰でも間違える(To Err is Human)」報告書とともに広がった。●厚生労働省は2001年を患者安全推進年とし、その後、様々な医療安全管理体制が整備され、発展してきた。●病院認証制度は、一定の基準に沿って体系的・網羅的に医療の質・安全を評価し、改善につなげるもので、わが国の「病院機能評価」、国際的な"Joint Commission International(JCI)"などがある。●鎮静の安全を保証するためには、病院内で鎮静に関する方針・手順を統一するとともに、鎮静・モニター担当者に定期的研修を行うことが重要である。
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