国際基準から学ぶ透析医療の質・安全
災害対策(火災・地震・水害)の国際基準
門田 美和子
1
1聖路加国際病院 QIセンター
キーワード:
医療機能評価
,
火災
,
災害対策
,
現職教育
,
国際機関
,
認定(組織・機関)
,
リスク評価
,
保健医療資源備蓄
,
シミュレーション訓練
Keyword:
Simulation Training
,
Accreditation
,
Disaster Planning
,
Fires
,
Inservice Training
,
International Agencies
,
Risk Assessment
,
Clinical Audit
,
Strategic Stockpile
pp.1151-1158
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017024700
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Joint Commission International(JCI)では,災害対策(火災・地震・水害)はFMS(Facility Management and Safety)の章において,「災害への備え」および「火災時の安全確保」,非常用の電源や水についての「ユーティリティシステム」,災害や火災関連の訓練も含めた職員の教育についての「職員の教育」などの項目で認定の基準が定められている.災害や火災についてJCIが定める認定基準のうち,聖路加国際病院がJCI認定を契機に取り組むようになったおもな事項は,事前の評価に基づき対策を立てること,災害時に効果的な対応ができるよう必要事項が盛り込まれたプログラムが文書としてまとめられていること,サーベイ中に抜き打ちで声をかけられた職員が避難経路への誘導を実演できること,災害時の代替電源と水の代替供給源が確保され,いつでも使えることがテストされていること,などである.
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