国際基準から学ぶ透析医療の質・安全
薬剤管理の国際基準
中道 秀徳
1
,
塩川 満
1聖隷福祉事業団総合病院聖隷浜松病院 薬剤部
キーワード:
医哲学
,
医療機能評価
,
投薬ミス
,
リスク
,
医療事故防止
,
現職教育
,
国際機関
,
組織の方針
,
認定(組織・機関)
,
病院在庫調査
,
医薬品適正使用
,
禁忌(治療)
,
静脈内注射
,
病棟薬剤業務
,
Potassium Aspartate
Keyword:
Accreditation
,
Aspartic Acid
,
Injections, Intravenous
,
Inservice Training
,
Inventories, Hospital
,
International Agencies
,
Medication Errors
,
Philosophy, Medical
,
Risk
,
Organizational Policy
,
Clinical Audit
pp.1165-1172
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2017024702
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新しい作用機序の薬剤をはじめ,強力な作用を示す薬剤が次々と登場しているが,不適正使用が患者に及ぼす影響は計り知れない.そこで安全かつ適正な薬剤使用を継続的に確保するため,個人に対してだけではなく,病院システム全体の整備が必要である.当院では,汎用されるハイリスク薬品とは別に「誤投与により生命に重大な副作用の発生が危惧される薬剤」をハイアラート薬品として管理プロセスを明確化しているが,ハイアラート薬品を設定することや管理すること自体が重要というわけではなく,院内全体で薬品関連事故の起こりそうな問題点に気づき,共有し,改善する意識をもち続けることが事故を防ぐための取り組みとなる.
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