高齢化のなかでのCKD-MBDにどう対応するか?
無形成骨(adynamic bone disease)への対策
溝渕 正英
1
,
林 純一
1昭和大学 医学部内科学講座腎臓内科学部門
キーワード:
Diphosphonates
,
骨ジストロフィー-腎性
,
骨形成不全症
,
骨疾患-代謝性
,
副甲状腺ホルモン
,
発生率
,
リン
,
吸着剤
,
慢性腎臓病
,
SOST Protein
Keyword:
Bone Diseases, Metabolic
,
Diphosphonates
,
Parathyroid Hormone
,
Osteogenesis Imperfecta
,
Chronic Kidney Disease-Mineral and Bone Disorder
,
Incidence
,
Renal Insufficiency, Chronic
,
SOST Protein, Human
,
Phosphorus
pp.661-667
発行日 2016年6月10日
Published Date 2016/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2016288268
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
無形成骨はもっとも頻度の高い腎性骨症であることが示されている.確定診断には骨生検が必要であり,ほかの有用な診断技術が求められる.おもな病態は副甲状腺ホルモン(PTH)の過度な分泌低下と骨のPTHに対する反応性低下であるが,近年Wnt/β-カテニンシグナルの関与が注目されている.治療の原則は,PTHの過抑制の回避とPTH作用の刺激である.
Copyright © 2016, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.