透析関連専門資格に求められるもの・これからの透析医療教育-現状と課題
医師 小児科系医師と透析専門医 役割と課題
藤丸 拓也
1
,
小松 康宏
1聖路加国際病院 腎臓内科
キーワード:
医学教育
,
医師
,
医師の役割
,
血液透析
,
小児
,
小児栄養障害
,
小児科学
,
小児の発達
,
食塩
,
腎臓病学
,
体内水分
,
発生率
,
腎置換療法
,
栄養管理
,
腎機能障害
Keyword:
Body Water
,
Child Development
,
Child
,
Education, Medical
,
Renal Dialysis
,
Nephrology
,
Pediatrics
,
Physician's Role
,
Physicians
,
Child Nutrition Disorders
,
Incidence
,
Renal Replacement Therapy
,
Sodium Chloride, Dietary
,
Nutrition Therapy
,
Renal Insufficiency
pp.637-644
発行日 2014年6月10日
Published Date 2014/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014245869
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小児の腎不全患者は非常に少ないが,彼らへ"子どもらしい生活"を提供することはきわめて重要である.しかし,一般小児科医では透析医療の経験がほとんどなく,成人分野の透析専門医では小児の特殊性への対応が難しい.小児の腎不全医療は,(1)成人とは異なる原疾患,(2)高い腹膜透析選択率,(3)身体的および精神的な発達への配慮,(4)技術的特殊性,など小児特有の対応が必要となる.そのため小児の透析専門医の存在は不可欠である.本稿では,小児腎不全の疫学や特殊性を概説し,小児科医が現行の透析専門医資格を取得する際の課題について述べた.
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