PAD(末梢動脈疾患)フットケアを救肢・救命につなげるために必要な知識
(第6章)PADの検査 SPP 有用性と限界
矢野 利幸
1
,
高木 伴幸
,
原田 孝司
,
船越 哲
1衆和会長崎腎病院 臨床工学課
キーワード:
血液透析
,
腎不全-慢性
,
早期診断
,
末梢動脈疾患
,
皮膚灌流圧
Keyword:
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Early Diagnosis
,
Peripheral Arterial Disease
pp.845-851
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015274193
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<Point>透析患者の高齢化および糖尿病性腎症の増加によりPADが増加している。PADの検査には皮膚組織灌流圧(SPP)に加え血管石灰化に左右されない皮膚再灌流圧(SRPP)が臨床応用されるようになった。SPPのカットオフ値は50mmHgとされている。透析患者のSRPPではどちらかの下肢が50mmHg以下が41.2%、両下肢では17.6%にみられた。SPP 30mmHgが虚血性潰瘍診断のボーダーラインとされている。
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