PAD(末梢動脈疾患)フットケアを救肢・救命につなげるために必要な知識
(第3章)PAD予防のための方策 透析患者の脂質、血圧、CKD-MBD管理 透析患者のPADの特徴とその治療(一般的な予防)
石岡 邦啓
1
,
日高 寿美
,
小林 修三
1湘南鎌倉総合病院 腎臓病総合医療センター腎免疫血管内科
キーワード:
危険因子
,
血圧
,
血液透析
,
脂質異常症
,
骨疾患-代謝性
,
腎不全-慢性
,
早期診断
,
末梢動脈疾患
Keyword:
Bone Diseases, Metabolic
,
Blood Pressure
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Risk Factors
,
Early Diagnosis
,
Dyslipidemias
,
Peripheral Arterial Disease
pp.763-770
発行日 2015年6月20日
Published Date 2015/6/20
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015274183
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<Point>透析患者では膝関節以下の末梢に病変を伴い、さらに高度の石灰化を伴う頻度が高いが、間欠性跛行の症状出現が乏しいため、重症虚血肢に至ってからの受診が多い。症状の有無に関わらず定期的な足の観察に加え、足関節上腕収縮期血圧比(ABI)の年1回測定など早期発見のための定期的なスクリーニングが重要である。治療は重症虚血肢とそれ以外に分けて考慮し、前者では救肢に加え生命予後を考慮し、他科や他職種と連携した集学的治療が重要となる。
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