発行日 2015年3月10日
Published Date 2015/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2015202948
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短時間作用型赤血球造血刺激因子製剤(ESA;EPO)とエポエチンベータペゴル(CERA)併用によるHb変動の抑制効果について検討した。平均6000IU/week以上の短時間作用型EPOを継続的に投与している維持透析患者を対象とした。Hb値はCERA投与前後で有意な変化は認めなかった。EPO投与量は、CERA併用後、有意に減少した。週当たりの平均EPO投与量は、CERA投与前と比べて投与後10週において平均7500→4500IU/weekに減少し、その後24週の経過観察で維持された。CERA投与前後のフェリチン値は343.7±266.3→375.3±232.5ng/mLとなったが、投与前後で有意差は認めなかった。CERA投与前後の鉄製剤投与量は773.3±658.6→360.0±175.3mgであった。
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