発行日 2014年3月10日
Published Date 2014/3/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014160743
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透析室の看護師が臨床工学技士(技士)の新人教育に関わっている1施設(関与群)と関わっていない4施設(非関与群)を対象にアンケート調査を行い、新人技士のための教育プログラムを備えている関与群(技士19名、患者100名)と非関与群1施設(技士23名、患者20名)で技士の業務内容と業務意識や患者の受療行為と受療意識などを比較した。両群とも透析室の患者回りの業務なども技士がかかわっていたが、関与群ではさらに患者の日常生活に関連する12の業務を担っていた。透析患者が主に指導を受ける職種と日常生活・食生活・検査結果・内服薬のことを相談する職種は、関与群では「看護師と技士を隔てなく選択する」が半数以上であったのに対し、非関与群では20%にとどまり80%が「看護師を選択する」と回答した。両群ともに大多数の技士が「看護師は技士の教育に対し協力的である」「看護師と良くコミュニケーションがとれている」と感じていた。
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