バスキュラーアクセスの作製・管理・修復-標準化をふまえた個別化
バスキュラーアクセス機能不全時の修復法 外科的手技
室谷 典義
1
1千葉社会保険病院 外科・透析
キーワード:
血液透析
,
バルーン血管形成術
,
結紮
,
腎不全-慢性
,
機器機能不全
,
ブラッドアクセス
Keyword:
Angioplasty, Balloon
,
Equipment Failure
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Ligation
pp.209-215
発行日 2014年2月10日
Published Date 2014/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014142267
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透析患者の生命を維持していくうえでわれわれ医療者は,バスキュラーアクセス(VA)の作製・管理・修復にかなりのエネルギーを割くことが重要なポイントとなる.外科的な側面を考えると,切る・?がす・縫う・結ぶという基本動作をいかに正確に組み合わせていくかに尽きる.そのためには日頃からの弛まぬ訓練が必要であろう.また経皮経管的血管形成術(PTA)か外科的修復かで迷うときは,第一に患者の利益,次いで治療施設・治療者の条件,経済的側面等をも考慮して治療方針を決定すべきであろう.われわれ治療者は,PTAも外科的手技も超一流とまではいかなくとも一流程度のものを目指すべきであろう.
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