バスキュラーアクセスの作製・管理・修復-標準化をふまえた個別化
バスキュラーアクセス機能不全時の修復法 PTA
土井 盛博
1
1広島大学病院 透析内科
キーワード:
血液透析
,
バルーン血管形成術
,
血栓症
,
静脈圧
,
腎不全-慢性
,
ステント
,
機器機能不全
,
ブラッドアクセス
,
静脈高血圧
,
吻合部狭窄
Keyword:
Angioplasty, Balloon
,
Equipment Failure
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Thrombosis
,
Venous Pressure
,
Stents
pp.197-207
発行日 2014年2月10日
Published Date 2014/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014142266
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長期透析患者や高齢患者,糖尿病患者の増加に伴い「外科的にバスキュラーアクセス(VA)再建の困難な患者」が増加し,「既存のVAを安易に再建することなく,VAとしての機能を可能なかぎり長期に維持する」という考え方が定着した結果,経皮的血管形成術(PTA)が広く施行されるようになった.PTAと外科的再建とは互いの欠点を補う治療法ではなく,PTAの施行が容易で開存率もよい前腕末梢の狭窄は,外科的治療も容易で開存率もよい.その一方,外科的治療が困難な上腕から中枢の狭窄は,PTAの開存率も低いことが特徴である.
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