バスキュラーアクセスの作製・管理・修復-標準化をふまえた個別化
日本透析医学会2011年版バスキュラーアクセスガイドラインの作成趣旨と課題
久木田 和丘
1
1札幌北楡病院 外科
キーワード:
医学会
,
血液透析
,
EBM
,
診療ガイドライン
,
ランダム化比較試験
,
ブラッドアクセス
Keyword:
Renal Dialysis
,
Societies, Medical
,
Randomized Controlled Trials as Topic
,
Practice Guidelines as Topic
,
Evidence-Based Medicine
pp.151-157
発行日 2014年2月10日
Published Date 2014/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014142260
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バスキュラーアクセスガイドラインは,日本透析医学会より「慢性血液透析用バスキュラーアクセスの作製および修復に関するガイドライン」として2005年に初版が発行された.続いて2011年に改訂バスキュラーアクセスガイドラインが刊行された.診療ガイドラインは1997年Dialysis Outcomes Quality Initiative(DOQI)が初めて発行したが,その後欧米をはじめ各国でも透析に関するガイドラインが発表されている.日本では2004年の腎性貧血治療のガイドラインが最初であったが,その後,バスキュラーアクセスガイドラインに続き多くのガイドラインが発表されている.ガイドラインは道標であるが,言わば対象に対する心構え,思想といってもよいと考える.本稿では本邦のバスキュラーアクセスガイドラインを概説し,さらなる課題についても言及した.
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