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特集 血液透析―カレントトピックス
バスキュラーアクセスガイドライン―作成法と管理法
Guidelines for vascular access construction and management
武本 佳昭
1
,
長沼 俊秀
1
,
仲谷 達也
1
Yoshiaki Takemoto
1
,
Toshihide Naganuma
1
,
Tatsuya Nakatani
1
1大阪市立大学大学院医学研究科泌尿器病態学
キーワード:
バスキュラーアクセス
,
アクセストラブル
,
評価法
Keyword:
バスキュラーアクセス
,
アクセストラブル
,
評価法
pp.543-550
発行日 2011年7月20日
Published Date 2011/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413102437
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要旨 バスキュラーアクセス(VA)を作成する場合において,一般の手術と同様に患者の全身状態の把握がまず重要である。次にVAを作成する局所の状態を十分に観察することが必要であり,局所の血管については触診・打診などの理学的所見を十分に評価した後に,詳細な評価が必要であればエコー検査などを施行していくことをガイドラインでは推奨している。管理法については最近のメタアナリシスやランダム化試験の結果をもとに高度の医療機器を必要とするサーベイランスを中心にするのではなく,特別な機器を必要としない静脈圧の測定や聴診などを含めた理学的所見の評価と評価プログラムが最も重要だとガイドラインでは推奨している。
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