糖尿病性腎症への進歩した腎代替療法-その標準化と個別化
血液透析治療
渡邊 有三
1
,
宮井 宏暢
1春日井市民病院
キーワード:
Calcium
,
Glucose
,
Sodium
,
血液透析
,
高血糖症
,
腎不全-慢性
,
低血圧
,
糖尿病性腎症
,
血液透析液
,
ブラッドアクセス
Keyword:
Diabetic Nephropathies
,
Glucose
,
Kidney Failure, Chronic
,
Hyperglycemia
,
Hypotension
,
Renal Dialysis
,
Hemodialysis Solutions
,
Calcium
,
Sodium
pp.35-44
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014108395
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
糖尿病性腎症がわが国の新規透析導入患者のなかでもっとも多くなったのは1998年で,年末患者の実数で慢性腎炎を抜き最多となったのは2011年である.現在,透析患者の半数は糖尿病由来であり,以前は糖尿病性腎症の特殊性などという記述も多かったが,現時点で透析医療を行うことは,糖尿病患者の透析を行うことと同義といってもよいほどである.しかしながら,高齢で透析導入されることが多い糖尿病患者は多岐にわたる合併症を有しているし,血糖管理という特殊性もある.透析処方に関しては,透析医学会からガイドラインが出版され,標準化したものが示されているが,本稿では糖尿病の個別化という観点から説明する.
Copyright © 2014, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.