CKDステージG3以降の診療と看護・生活支援
チームによる患者教育 糖尿病教室および糖尿病透析予防指導
山根 梢
1
,
齋藤 かしこ
1横須賀共済病院 栄養科
キーワード:
血液透析
,
腎不全-慢性
,
糖尿病性腎症
,
チーム医療
,
糖尿病教育
Keyword:
Diabetic Nephropathies
,
Kidney Failure, Chronic
,
Renal Dialysis
,
Patient Care Team
pp.679-684
発行日 2013年6月10日
Published Date 2013/6/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013301692
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新規透析導入の原疾患の第一位は糖尿病性腎症であり,糖尿病対策が重要課題である.糖尿病性腎症の発症・抑制には,厳格な血糖値と血圧のコントロールが重要となる.また糖尿病性腎症では,腎症の進展とともに大血管障害の合併リスクが高くなるため,肥満,脂質異常症,喫煙などの危険因子の管理も重要である.2012年度の診療報酬改定により「糖尿病透析予防指導管理料」が新設された.外来に通院する糖尿病患者に対し,専任の医師と管理栄養士,看護師または保健師などが連携して「糖尿病予防診療チーム」を編成し,重点的な医学管理を行うことが必須とされている.個々の患者の状態を的確に把握し,それに応じた指導が必要となる.
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