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The Japanese Journal of Clinical Dialysis Volume 30, Issue 9 （August 2014）

臨牀透析 30巻9号（2014年8月発行）

原疾患と合併症に合わせた透析導入と透析維持

糖尿病栗山哲 ¹ ¹東京慈恵会医科大学腎臓･高血圧内科キーワード： Glucose , Insulin , 感染 , 血液透析 , 血糖 , 血糖降下剤 , 降圧剤 , 高血圧 , 食事療法 , 腎不全-慢性 , 糖尿病性腎症 , 糖尿病性網膜症 , 白内障 , 末梢神経系疾患 , 緑内障 , 血液透析液 , 心筋虚血 , 糖尿病性足部疾患 , ドライウェイト Keyword: Antihypertensive Agents , Cataract , Blood Glucose , Diet Therapy , Diabetic Nephropathies , Diabetic Retinopathy , Glucose , Hypertension , Glaucoma , Kidney Failure, Chronic , Hypoglycemic Agents , Infection , Renal Dialysis , Insulin , Peripheral Nervous System Diseases , Hemodialysis Solutions , Diabetic Foot , Myocardial Ischemia pp.1073-1080

発行日 2014年8月10日 Published Date 2014/8/10

DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2014338196

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文献概要
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糖尿病透析の臨床には,日本透析医学会の｢血液透析患者の糖尿病治療ガイド2012｣が役に立つ.糖尿病患者の透析導入やその後の管理は,非糖尿病患者とは異なる点があることに注意すべきである.導入基準では,肺水腫･心不全･高血圧など溢水傾向が強いことがポイントであり,比較的低クレアチニン値でも透析開始が必要な場合もある.透析導入後の5年生存率は,非糖尿病疾患のいずれよりも不良である.導入後の管理は,血糖や血圧管理はもとより虚血性心疾患の管理,下肢潰瘍と壊疽･壊死,眼科的管理など集約的な治療とケアを必要とする.