維持透析患者の消化管疾患-症状からみた傾向と対策
胃腸管疾患における内視鏡所見とその特徴(診断と治療)
伊藤 和郎
1
,
加藤 真吾
,
宇野 昭毅
,
澤崎 嘉男
1国際医療福祉大学山王メディカルセンター 予防医学センター
キーワード:
胃腫瘍
,
虚血
,
血液透析
,
消化管出血
,
消化器疾患
,
消化性潰瘍
,
腎不全-慢性
,
腸炎
,
大腸腫瘍
,
消化器系内視鏡法
,
アミロイドーシス
,
胃前庭部毛細血管拡張症
Keyword:
Amyloidosis
,
Enterocolitis
,
Digestive System Diseases
,
Kidney Failure, Chronic
,
Ischemia
,
Gastrointestinal Hemorrhage
,
Renal Dialysis
,
Peptic Ulcer
,
Stomach Neoplasms
,
Colorectal Neoplasms
,
Endoscopy, Digestive System
,
Gastric Antral Vascular Ectasia
pp.181-189
発行日 2013年2月10日
Published Date 2013/2/10
DOI https://doi.org/10.19020/J01864.2013135075
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
維持透析患者でよくみられる上部消化管疾患として,出血性胃病変,胃・十二指腸潰瘍,血管性病変(GAVE),下部消化管疾患として,大腸癌,虚血性腸炎,アミロイドーシスについて,診断と治療の立場から述べた.加えて,近年,内視鏡的に到達が困難であった小腸病変発見に一石を投じたカプセル内視鏡並びにシングルバルーン法の併用により見つけられた病変の診断と治療,および高齢で心血管系合併症が多く出血傾向を有する早期胃癌の治療法の一つとしてICG(indocyanine green)併用半導体レーザー照射法についても言及した.
Copyright © 2013, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.