特集 拡大内視鏡を極める
Ⅰ.拡大・超拡大内視鏡を使いこなすためのtips & trouble-shooting(技術論)(3)構造強調と色彩強調のバランス設定
榎本 有里
1
,
斎藤 彰一
1
,
十倉 淳紀
1
,
石岡 充彬
1
,
屋嘉比 聖一
1
,
鈴木 桂悟
1
,
井出 大資
1
,
千野 晶子
1
,
五十嵐 正広
1
1がん研究会有明病院消化器内科
キーワード:
NBI
,
クリスタルバイオレット染色
,
構造強調
,
色彩強調
Keyword:
NBI
,
クリスタルバイオレット染色
,
構造強調
,
色彩強調
pp.290-296
発行日 2020年11月20日
Published Date 2020/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000514
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昨今の内視鏡機器は研究・開発に伴い画質性能も向上しており,非拡大・拡大観察ともに,より明瞭な内視鏡画像が得られるようになった.しかし撮影時の構造強調や色彩強調の設定の違いにより,同一病変でも内視鏡画像上大きな相違が生まれるのが実際である.よって,内視鏡下での病変の視認性の向上や,表面構造・血管構造評価のためにはそれぞれの機能を適切に設定することが重要となる.本稿では当科での下部消化管内視鏡検査時における標準内視鏡設定モードと,その違いによる画像の捉え方,および色素撒布やNBI拡大観察時に使用する構造強調機能・色彩強調機能の設定方法と至適設定モードについて解説する.
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