特集 大腸内分泌細胞腫瘍─WHOの考え方と日本の考え方
Ⅱ.消化管内分泌細胞腫瘍の病理診断と諸問題─ WHO 分類と日本分類の相違
岩渕 三哉
1
,
須貝 美佳
1
,
林 真也
1
,
畔上 公子
1
,
山田 健太郎
1
1新潟大学大学院保健学研究科検査技術科学分野
キーワード:
内分泌細胞腫瘍
,
カルチノイド腫瘍
,
内分泌細胞癌
,
神経内分泌腫瘍
,
神経内分泌癌
Keyword:
内分泌細胞腫瘍
,
カルチノイド腫瘍
,
内分泌細胞癌
,
神経内分泌腫瘍
,
神経内分泌癌
pp.15-25
発行日 2019年1月20日
Published Date 2019/1/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000293
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消化管内分泌細胞腫瘍の日本分類とWHO 2010 分類を対比した.日本分類は腫瘍細胞の異型度に基づく組織分類であり,WHO 2010 分類は腫瘍細胞の分化度と増殖能(核分裂数とKi-67 指数)に基づく組織分類であった.このため,組織型名の内容に相違があった.日本分類は両腫瘍の組織発生の違いを反映した分類であるが,WHO 2010 分類は組織発生の違いを考慮していない分類であった.消化管内分泌細胞腫瘍の病理診断の手順と項目について述べた.
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