TOPICS ─文献紹介〈腫瘍関連*〉
拡大内視鏡を用いた早期大腸癌深達度診断に関する研究 ─ Web 読影試験〔Review from ─ Gastrointest Endosc 2018;87:1318-1323〕
坂本 琢
1
,
松田 尚久
1
,
斎藤 豊
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
キーワード:
早期大腸癌
,
深達度診断
,
拡大内視鏡
,
pit pattern
,
NBI
Keyword:
早期大腸癌
,
深達度診断
,
拡大内視鏡
,
pit pattern
,
NBI
pp.612-613
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000281
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色素拡大内視鏡を用いたpit pattern観察は,早期大腸癌の深達度診断に有用な方法として一般的に知られている.一方,Narrow Band Imag- ing(NBI)の開発により,簡易にvascularおよびsurface patternといった拡大所見が得られるようになった.拡大NBIについても,深達度診断における有用性が複数報告されるようになり,その診断精度をみるとpit pattern診断による成績に遜色ないものと推測された.しかしながら,pit patternとNBI拡大観察の深達度診断能を直接的に比較した研究はなかった.本研究は,両者の診断能を直接比較し,深達度診断における各々の位置づけについて検討することを目的とした.
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