特集 肝疾患―診療のチェックポイント2023
第Ⅰ部 診断のチェックポイント 第4章 肝画像診断のチェックポイント 1.肝障害患者のエコーによる肝疾患画像
西村 貴士
1,2
,
吉田 昌弘
2
,
東浦 晶子
2
,
榎本 平之
1
,
飯島 尋子
1,2
1兵庫医科大学消化器内科学
2兵庫医科大学病院超音波センター
キーワード:
B-mode
,
肝線維化
,
肝脂肪化
,
肝腫瘍
,
造影エコー
,
肝細胞癌
Keyword:
B-mode
,
肝線維化
,
肝脂肪化
,
肝腫瘍
,
造影エコー
,
肝細胞癌
pp.774-783
発行日 2023年6月9日
Published Date 2023/6/9
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002665
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・肝障害患者(慢性肝疾患患者)におけるエコーは肝線維化,肝脂肪化,肝腫瘍の診断が重要である.
・肝線維化は肝辺縁,肝表,腫大や萎縮,肝実質など肝臓の評価と脾腫や側副血行路など付随所見を参考にする.また,近年は超音波エラストグラフィによる非侵襲的肝線維化診断法の普及が著しい.
・肝脂肪化は肝実質,肝腎コントラストや深部減衰,脈管の評価を行うが,超音波減衰法による肝脂肪化診断法が発展している.
・肝腫瘍の診断はB-mode,造影エコーいずれも特徴的な所見を押さえておく必要がある.
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