特集 消化管狭窄に対する内視鏡的バルーン拡張術
10.大腸疾患に対するEBD
横山 薫
1
,
原田 洋平
1
,
伊藤 隆士
1
,
金澤 潤
1
,
別當 朋広
1
,
池原 久朝
1
,
草野 央
1
,
小林 清典
2
1北里大学医学部消化器内科学
2北里大学医学部新世紀医療開発センター
キーワード:
クローン病
,
大腸閉塞
,
吻合部狭窄
,
内視鏡的バルーン拡張術
Keyword:
クローン病
,
大腸閉塞
,
吻合部狭窄
,
内視鏡的バルーン拡張術
pp.553-559
発行日 2023年4月20日
Published Date 2023/4/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002602
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大腸の良性狭窄に対して内視鏡的バルーン拡張術(EBD)は適応であり,EBDにより狭窄解除が可能であれば外科手術が回避でき,患者のQOLの向上に貢献できる.しかし,すべての狭窄に対してEBDが施行可能なわけではなく,処置に伴う偶発症も起こりうるため,その適応は慎重に判断され,かつ安全に行われなければならない.本稿ではEBDの適応,EBD施行時の具体的な手技について解説し,クローン病の大腸狭窄例と大腸術後の吻合部狭窄例を呈示する.
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