特集 肝の超音波を知り尽くす ―肝腫瘍の診断と治療支援
巻頭言
沖田 極
1
1周南記念病院
pp.1643-1644
発行日 2022年11月20日
Published Date 2022/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002442
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言うまでもなく,実質臓器疾患の診療に携わる医師にとって超音波検査はなくてはならない手技の一つである.とくに,肝胆膵疾患は圧倒的に患者数も多く血液生化学検査と同じ感覚で腹部超音波検査は汎用されている.今回の特集は「肝腫瘍の診断と治療支援」というサブタイトルが掲げられており,そこに焦点を当て筆者なりの現状認識と発展すべき方向性について自論を述べてみたい.ただし,あらかじめお断りしておきたいことは,筆者は肝がんの診断と治療を専門にしているが超音波診断学を専門にはしていないので,肝がん診療に携わる医師としてこれからの超音波検査に何を期待するかといった観点から論を進めたい.
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