特集 進化する画像診断 ―下部消化管領域
巻頭言
山本 貴嗣
1
1帝京大学医学部内科学講座
pp.357-358
発行日 2022年3月20日
Published Date 2022/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002142
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現在の消化管領域の臨床において,画像診断は中心的役割を担っている.内視鏡,超音波,放射線など各種画像診断機器の開発,発展の基に診療が成り立っていることに異論を挟む人はいないであろう.しかもこれらは,日進月歩する科学技術の恩恵を受けて,着実に,時に飛躍的に進歩を遂げており,医療の質向上に寄与している.今後も新たな技術の登場により発展するであろうことが期待されている.一方で臨床医には,複数ある画像診断に関連する知識を適宜適切に獲得しその水準を維持することが求められるが,必須とされる情報量は年々増大しており,多忙な日常診療に加えて過大な負担になっていると推察される.各々の診断法についての最新知識を効率よく得られる場が必要である.
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