特集 上部消化管腫瘍における先進的内視鏡治療の進歩
1 .前癌病変,早期癌に対する内視鏡治療の種類と適応(2)胃
岡川 泰
1
,
小田 一郎
1
,
阿部 清一郎
1
,
野中 哲
1
,
鈴木 晴久
1
,
吉永 繁高
1
1国立がん研究センター中央病院内視鏡科
キーワード:
早期胃癌
,
胃腺腫
,
内視鏡治療適応
,
内視鏡的粘膜下層剝離術
,
内視鏡的粘膜切除術
Keyword:
早期胃癌
,
胃腺腫
,
内視鏡治療適応
,
内視鏡的粘膜下層剝離術
,
内視鏡的粘膜切除術
pp.14-23
発行日 2020年12月20日
Published Date 2020/12/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001634
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早期胃癌に対する内視鏡治療の適応に関しては,これまで適応拡大病変とされていた病変がガイドラインの改訂により絶対適応病変へと変更となった.また施設によりさまざまではあるものの,胃腺腫に対しても内視鏡治療が行われており,当院における内視鏡治療適応について概説する.現在行われている内視鏡治療の多くはESDであるが,これまでさまざまな内視鏡治療方法が開発されてきた.当院においても内視鏡治療の多くがESDであるが,小病変に対しては状況に応じてEMRを行う場合もある.病変や症例,施設環境や術者の習熟度に応じて最適な治療方法を選択することが重要である.
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