これ一冊ですべてわかる消化器超音波検査
Ⅴ POCUS ② 携 帯型超音波装置(ポケットエコー)を用いた消化器診療
石田 秀明
1
,
長沼 裕子
2
,
小川 眞広
3
1秋田赤十字病院超音波センター
2市立横手病院消化器科
3日本大学病院消化器肝臓内科
キーワード:
pocket US
,
education
,
abdomen
,
ultrasound
,
Doppler
Keyword:
pocket US
,
education
,
abdomen
,
ultrasound
,
Doppler
pp.1152-1156
発行日 2020年8月7日
Published Date 2020/8/7
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000001298
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“視覚情報付き”聴診器ともいえる携帯超音波装置(ポケットエコー)は原則,医師の日常的使用を想定し作られている診療ツールである.これを上手に使うコツは,①(まずポケットエコー使用は封印し)上級機で超音波検査を多数経験することである.この基礎固めなしでは活用法どころではない.この段階が一応できた時点で,② 代表的な疾患を上級機とポケットエコーで同時に観察し所見の表示力の差異を認識し,脳内に自分専用のポケットエコー取扱説明ファイルを作ることである.この段階が完了したら,③ ポケットエコーを日常診療の一部として常時利用する習慣をつける.この多段階発育プログラムがポケットエコー活用法習得には不可欠である.
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