Japanese
English
検査法
超音波を用いた𦙾骨内捻計測法の特徴と問題点
Measurement of Tibial Torsion by Ultrasound
川端 秀彦
1
,
安井 夏生
1
,
北野 元裕
1
,
蔡 栄浩
1
,
佐藤 宗彦
1
,
前田 雅春
1
,
樋口 周久
1
Hidehiko Kawabata
1
1大阪府立母子保健総合医療センター整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Osaka Medical Center and Research Institute for Maternal and Child Health
キーワード:
in-toeing gait
,
内旋歩行
,
tibial torsion
,
𦙾骨捻転
,
ultrasound
,
超音波
,
measurement
,
計測法
Keyword:
in-toeing gait
,
内旋歩行
,
tibial torsion
,
𦙾骨捻転
,
ultrasound
,
超音波
,
measurement
,
計測法
pp.615-619
発行日 1996年5月25日
Published Date 1996/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408901902
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抄録:小児の内旋歩行の原因の一つである𦙾骨内捻の評価に超音波を用いる方法がある.われわれは従来の超音波法を改良した方法を考案し,その特徴を明らかにするために0歳から12歳の57例を対象に従来の方法との比較検討を行った.従来,報告されてきた種々の方法は骨成分を計測する方法であるために低年齢で骨化が十分でない場合には基準線が引きづらかった.また進行する骨化を𦙾骨内捻の自然矯正と取り違える危険性があることがわかった.それに対してわれわれの超音波法を用いると経骨の軟骨成分を計測することができ低年齢でも正確な計測が可能であった.また,骨化の影響を受けないので𦙾骨捻転度の自然経過を幼少時から正しく追跡することが可能であると思われた.軟骨成分を計測する超音波法は低年齢児に適した𦙾骨捻転度の評価法である.
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