特集 慢性胃炎を再考する
8 .PPI/P‒CAB 投与による胃粘膜変化―内視鏡と病理を含めて
加藤 元嗣
1
,
松田 宗一郎
2
,
津田 桃子
2
,
久保 公利
2
,
間部 克裕
2
1国立病院機構函館病院
2国立病院機構函館病院消化器内科
キーワード:
酸分泌抑制薬
,
敷石状粘膜
,
胃底腺ポリープ
,
多発性白色扁平隆起
,
腺窩上皮過形成性ポリープ
,
黒点
Keyword:
酸分泌抑制薬
,
敷石状粘膜
,
胃底腺ポリープ
,
多発性白色扁平隆起
,
腺窩上皮過形成性ポリープ
,
黒点
pp.1601-1608
発行日 2019年11月20日
Published Date 2019/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000990
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酸関連疾患に対して酸分泌抑制薬がよく用いられている.PPI/P—CAB服用者の胃粘膜に病理組織学的変化や内視鏡学的変化が知られるようになった.病理的にはparietal cell protrusionやoxyntic gland dilatationと呼ばれる変化が指摘されている.内視鏡的には敷石様粘膜や胃底腺ポリープの出現・増大がよく知られているが,ほかにも多発性白色扁平隆起,腺窩上皮過形成性ポリープ,黒点,発赤などがある
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