炎症性腸疾患診療のupdate
Ⅲ 炎症性腸疾患の検査法 ③小腸バルーン内視鏡検査
大塚 和朗
1
,
竹中 健人
2
,
鈴木 康平
1
,
長堀 正和
2
,
渡辺 守
2
1東京医科歯科大学医学部附属病院光学医療診療部
2東京医科歯科大学消化器内科
キーワード:
クローン病
,
縦走潰瘍
,
腸結石
,
モニタリング
,
小腸癌
Keyword:
クローン病
,
縦走潰瘍
,
腸結石
,
モニタリング
,
小腸癌
pp.746-750
発行日 2019年5月25日
Published Date 2019/5/25
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000000793
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病変分布が小腸を主体とする炎症性腸疾患としてクローン病(CD)がある.CD の診断には形態診断が重要であり,内視鏡で縦走潰瘍や敷石像が認められれば確定診断できる.さらに内視鏡は生検検体の採取も可能であり,組織学的評価にも有用である.CD の小腸病変は病期が進行するまで無症状のことも少なくないため,画像診断による検索が必要である.そのため,バルーン内視鏡(balloon assisted endoscopy;BAE)による評価は重要である.しかし,BAE には侵襲性もあるので,その特性を考慮して検査計画を立てる.
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